ズキンズキンと脈打つような頭痛です。動くと痛みが悪化し、仕事や家事に支障をきたすこともありますが、一旦治まると普段は何の症状もありません。10~40代で多く、患者さんの男女比は1:4程度です。遺伝が関係している人は約40%で、特に母親に片頭痛があると発生しやすいと言われています。

【原因】

片頭痛が起こるきっかけは、ストレスや疲労、寝過ぎや寝不足、月経前や月経中、天候や気圧の変化、空腹など様々です。ストレスがかかっているときよりも、ストレスから解放されたとき(週末など)に頭痛が起こりやすいと言われています。頭痛の機序は明らかではありませんが、脳血管を取り巻く三叉神経の興奮や脳血管の拡張が関わっていると考えられています。

【症状】

・部位:こめかみから側頭部(約半数の人が片側だけでなく両側に痛みが出ます)

・どんな痛み?:ズキンズキンと脈打つような頭痛

・痛みの強さ:中等度~重度

・痛みが持続する時間:12~24時間

・頻度:月に2回程度(個人差があります)

・頭痛に伴う症状:悪心・嘔吐、光をまぶしく感じる、音をうるさく感じる、臭いに敏感になる

・前触れ:多くの場合は、疲労感やあくびなどが出ます。また、約3割の人は、頭痛の前に目の前にギザギザした光(閃輝暗点:せんきあんてん)が見えるといった前兆が現れます。

【検査】

頭痛の症状について詳しく問診し、診断します。必要に応じて血液検査等を行い、他の疾患がないかを調べます。

【対処法】

光や音の刺激を避け、暗くて静かな場所で横になって休むことが必要です。軽い頭痛なら、数時間の休養や睡眠をとることで治まる場合もあります。痛みが強い時は、痛いところに冷却シートや冷たいタオルなどを当てて冷やすと和らぐこともあります。

【治療】

日常生活に支障が出る場合は、痛みを和らげる治療をします。

頭痛発作時(痛い時のみ内服):片頭痛の痛みの発生を抑えるトリプタン製剤、痛みを軽減させる鎮痛剤など

頭痛発作を予防する薬(毎日内服):カルシウム拮抗薬、抗てんかん薬、抗うつ薬、β遮断薬


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