群発頭痛は、ある期間に集中して起こる、突き刺すような激しい痛みを感じる頭痛です。頭痛が起きる期間はほぼ毎日痛みますが、頭痛が起きない期間はすっかり治まってしまいます。患者さんは少なく珍しいタイプの頭痛ですが、20~40代の男性にみられることが多いです。

 

【原因】

原因ははっきりとは分かっていませんが、アルコールやたばこ、気圧の急激な変化、不規則な時間帯の睡眠などがきっかけになると言われています。頭痛が起きている期間はお酒はやめておきましょう。また、群発頭痛が起きる患者さんには喫煙者が多いことから、禁煙をおすすめします。

 

【症状】

・部位:片側の目の奥からこめかみにかけて

・どんな痛み?:目の奥がえぐられるような激しい痛み

・痛みが持続する時間:1時間程度

・頻度:約1ヶ月間、同じくらいの時間帯に毎日痛む

・頭痛に伴う症状:涙が出る、目の充血、鼻水・鼻づまり

 

【検査】

頭痛の起こり方や症状について問診し、診断します。必要に応じて血液検査や頭部CT、MRI検査などを行い、他の病気が隠れていないかを調べます。

 

【治療】

頭痛が起こったときは、痛みを和らげる注射薬や点鼻剤を使います。注射キットを携帯し、頭痛が起きたときに自己注射することも健康保険で認められています。場合によっては酸素吸入も効果的です。一般的な痛み止めの内服薬では、すぐに効果は期待できません。頭痛を予防するための内服薬を使用することもあります。

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