尿酸が高い状態が続くと、血液中に溶けきれなくなって尿酸のかたまり(結晶)ができます。これが足指のつけ根などの関節にたまって腫れると、風が吹くだけで痛い「痛風発作」を起こします。
→詳しくは高尿酸血症をご覧ください
尿酸の結晶が腎臓にたまって炎症を起こしている状態を「痛風腎」といいます。
【症状】
腎臓がダメージを受けてもほとんど症状は現れません。しかし放っておくと、腎臓の働きが悪くなり、尿があまり出ない、足がむくむ、食欲が出ない、吐き気がするといった症状が現れます。
腎臓に尿酸がかたまった石ができると(尿路結石)、尿管を傷つけてお腹や背中の痛みや血尿が出ることもあります。
【検査】
血液検査で腎機能や尿酸値を調べたり、尿検査で尿にたんぱくが出ているかなどを調べ、腎臓のエコー検査で診断します。
【治療】
・薬物療法
腎臓で尿酸のかたまりができるのを防ぐ薬や、尿酸値を下げる薬など処方します。
・食事
腎臓の負担を減らすために塩分やたんぱく質の制限をしたり、アルコールやプリン体の多い食品(レバー、干物など)を控えます。尿が酸性だと尿酸のかたまりができやすく、尿路結石の原因になるため、尿をアルカリ性にする食品(野菜、海草、牛乳など)と水分を十分にとるように心がけましょう。
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