頭痛には、安静にすれば治まるものもあれば対応が遅れると命に危険が及ぶものもあります。
当院では、頭痛がある患者さんには、どんな痛みか?痛みはどのくらい続くか?痛む頻度は?など詳しく問診し、さらに神経学的な診察を行って脳に異常がないかを調べます。

【頭痛の種類と原因】

頭痛は、大きく分けると、頭痛の原因となっている病気のないもの(一次性頭痛)と、脳の病気や外傷などの病変が原因のもの(二次性頭痛)があります。

○一次性頭痛

一次性頭痛は、特に病気で起こるわけではない「怖くない頭痛」です。代表的なものとして、次の3つがあげられます。最も多いのは緊張型頭痛で、次いで片頭痛が多いとされています。

緊張型頭痛 ②片頭痛 ③群発性頭痛

特に片頭痛や群発頭痛は、強い頭痛のことが多いです。頭痛が強くても、それが今まで時々あった種類の痛みであれば、怖いものではないと言えます。

○後頭神経痛

猫背や、長時間同じ姿勢をとり続けること、精神的なストレスなどがきっかけとなり、後頭部を通っている神経が圧迫を受けて次のような痛みが出ます。肩こりが強い方もこの痛みを起こしやすいようです。

<どんな痛み?>

・片側の首から後頭部・頭頂部にかけて痛む
・耳の後ろ側が痛む
・ビリッと一瞬電気が走るような痛みを繰り返し、痛みがないときも違和感・しびれ感がある
・チクチク、キリキリ、ズキズキとした痛み

後頭神経痛は、怖い頭痛ではなく、痛み止め(解熱鎮痛剤)で様子をみると1~2週間ほどで自然に治る場合が多いです。

○二次性頭痛

突然の激しい頭痛、いつもと痛み方が違う頭痛、日に日に頻度と程度が増していく頭痛などは「怖い頭痛」の可能性があるため、早急に受診しましょう。

・くも膜下出血
今まで経験したことのない突然の激しい頭痛で、吐き気を伴うことが多く、意識を失うこともあります。

・脳出血
多くは高血圧がもとで、脳の血管が破れて出血し、急に頭痛が起きて短時間で痛みがピークになります。頭痛は軽くても、手足の麻痺、ろれつが回らない、吐き気やめまいなどの症状を伴います。

・脳腫瘍
突然起こることはあまりなく、脳にできた腫瘍が大きくなるにつれて、数週間~数か月かけて徐々に痛みが強くなっていくことがあります。できた部位によっては手足がしびれたり、目が見えにくくなったりします。

その他の二次性頭痛には、髄膜炎、高血圧、帯状疱疹(ピリピリする痛み)や副鼻腔炎、歯・口・頭蓋骨の病気によるものなどがあります。


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