鉄の不足により、酸素の運搬を行うヘモグロビンが作られなくなることで起こる貧血です。一般的には若年女性~中年の女性に多い傾向にあります。日本の貧血の3分の2を占めます。

【症状】

程度の軽い場合、自覚症状が現れないこともあります。貧血症状として、頭痛、めまい、息切れ、疲れやすさ、舌炎や口角炎、嗜好の変化(氷や土などを好んで食べる)などがあります。

【原因】

大きな原因は3つに分かれます。

 鉄の吸収量低下:胃の切除(胃酸が出ず鉄が吸収できない)

ダイエットや偏食(鉄の摂取量が少ない)

 鉄の必要量増加:妊娠や授乳(胎児や乳児への鉄の供給量が増える)

成長期(体の発達に鉄が使われ、必要量が増える)

出血による鉄の排泄量増加:月経(過多月経)・婦人科疾患(子宮筋腫・子宮内膜症)・消化管からの出血(がん・消化管潰瘍・痔)

【検査】

血液検査で調べられます。場合によっては、婦人科疾患(過多月経・子宮筋腫・子宮内膜症)、消化器症状(がん・胃潰瘍・大腸ポリープなど)などの病気が隠れていないかを調べる必要があります。

【治療】

婦人科疾患や消化管からの出血が貧血の原因の場合、貧血の原因となる病気の治療が優先されます。そうでなければ、鉄剤の内服を行います。


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